やってみると以外と簡単。仮想通貨でシステムトレード!【準備編:1】

 

こんにちは!higoxです。今回からいくつか仮想通貨を使ったシステムトレードに関する記事を書いていきたいと思います。今回は仮想通貨を使ってシステムトレードを行うための準備をおこないますが、実はこの部分が一番面倒な部分です。ここさえ済んでしまえばシステムトレード自体は簡単にできます!(利益が出るかどうかはまた別ですが…)少し長くなってしまいましたが、頑張りましょう!

 

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今回のゴール

仮想通貨のシステムトレードができるところ状態まで環境を整えるには以下の5点を準備する必要がありますが、今回の記事ではこのうちの上の2点を準備していきます。次回また残りの3点を準備していきましょう

 

システムトレードのために準備するもの一覧 

1点目:Windows7以降のパソコン(+インターネット環境)

最近はスマートフォンを使って多くのことができてしまうため、自宅にパソコンを持っていない人も多いと聞きますが、システムトレードを行っていくためにはパソコンが必須です。また、今回はOSはWindowsで環境を構築していきます。(Mac派の人はごめんなさい。)また、32bit、64bitどちらでも構いませんが、OSはWIndows7以降のものである必要があります。これは今回他の項目でインストールを行うプログラミング環境である「Anaconda3」の最新版がWindows7以降にしか対応していないからです。

 

2点目:国内の仮想通貨取引所:「bitflyer」のアカウント

次に必要となるのが、仮想通貨の売買を行う取引所のアカウントです。今回は「bitflyer」を選定しました。bitflyerはセキュリティ世界一と評価された国内の仮想通貨取引所です。他の国内の取引所のいくつかでセキュリティに関する問題が取り沙汰されている現在、僕はこの点を高く評価しています。また、多くの日本人が利用しているため、システムトレードに関する情報も集めやすく、システムトレード自体も容易です。

 

3点目:bitflyerの「APIキー」、「APIシークレット」

次に必要となるのがbitflyerの「APIキー」、「APIシークレット」です。これはアカウント開設後に取得することができます。APIとは「アプリケーションプログラミングインタフェイス」の略でサービス(今回はbitflyer)提供者が公式に提供しているインターフェイス(操作方法)です。このAPIを通すことで自作のプログラムからbitflyerを操作することができます。

 

4点目:プログラミング環境:Pythonディストリビューション「Anaconda3」

次に必要となるのがプログラミング環境です。プログラミングと聞くと拒絶反応を示される方も多いと思いますが、システムトレードはプログラミングと切り離して考えることはできません。システムトレードの「システム」の部分は自分でプログラミングする必要があるからです。ただ、このプログラミングですが、3点目に準備した「APIキー」、「APIシークレット」と、次に準備するPythonモジュール「pybitflyer」を使うことで、本当に簡単にできますので、是非最後まで読んでいただければと思います。

 

5点目:Pythonモジュール「pybitflyer」

次に準備するのがPythonモジュール「pybitflyer」です。モジュールとは「いくつかの機能を集めたまとまりのある部品」のことですが、この「pybitflyer」というモジュールはbitflyerを操作するという機能が集められた部品になります。このモジュールを利用することで、複雑なプログラミングなしでシステムトレードを行うことができます。

 

この5点が準備できれば仮想通貨でのシステムトレードのスタートを切ることができます。次から早速準備にとりかかっていきましょう。  

 

準備開始!

では、早速準備を開始していきましょう。

1点目:Windows7以降のパソコン(+インターネット環境)

既にWindows7以降のパソコン(+インターネット環境)をお持ちの方はこの項目はスキップで構いません。ただ、自分が持っているパソコンが32bitなのか、64bitなのかを確認する必要があります。

この確認はOSによって微妙に異なりますが、Windows7以降のパソコンであれば、「コントロールパネル」から「システム」を表示することで確認することができます。

以下はWindows10の画面ですが、「システムの種類」という項目から32bitか64bitかを確認することができます。(下の例の場合は64bitです。)

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また、パソコンを現在持っていない場合は、購入する必要があります。もしおすすめを挙げさせてもらえるなら、以下のDellのInspiron 15がおすすめです。今回はモバイルする必要はありませんので、画面が大きめの15インチのものを選んでみました。CPUがCore i3、メモリが8GB、SSDが128GBです。このくらいのスペックであれば、快適なシステムトレード環境を構築できると思います。

2点目:国内の仮想通貨取引所:「bitflyer」のアカウント

次に必要となるのが、仮想通貨の売買を行う取引所のアカウントを準備します。今回は国内の取引所である「bitflyer」でシステムトレードを行っていきます。非常に利用者の多い取引所ですので、既にアカウントをお持ちの方も多いと思います。その場合はこの項目はスキップしてください。

アカウントを持っていない場合はアカウントを作成する必要があります。以下の手順でアカウントを作成することができます。(もちろんアカウント作成、口座の維持に手数料はかかりません。)

 

bitflyerアカウント作成手順

1.アカウント作成画面 ←ここをクリックし、アカウント作成画面を開いてください。

2.すると、以下のような画面が開きますので、メールアドレス入力欄にメールアドレスを入力し、「アカウント作成」ボタンをクリックしてください。

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3.登録に成功すると、以下のような画面が表示され、キーワードの入力が求められます。上で入力したメールアドレスの受信箱を開き、bitflyerから届く「アカウント登録確認メール」というタイトルのメールの本文から【キーワード】をコピーしてください。

そのコピーしたキーワードを以下の赤枠内に貼り付けて「アカウント作成」ボタンをクリックしてください。

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4.次にご利用規約等への同意を求める画面が表示されます。表示されている4項目に関して確認の後チェックを入れ、最後に「bitflyerをはじめる」ボタンを押してください。

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5.4までの項目でアカウントの作成は完了しましたが、このままでは仮想通貨の購入・売却などを行うことができません。それらを行うためにはbitflyerのアカウントクラスを「トレードクラス」までアップグレードする必要があります。さっそくアップグレードしていきましょう。まず、ビットフライヤーの画面の右側にあるアカウント情報を見てみてください。ここで「未入力」や「未提出」などとなっている4項目をクリアすることで、アカウントクラスをアップグレードすることができます。

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6.まずは「ご本人情報のご登録」です。アカウント情報のパネルから本人情報登録画面を開き、名前や住所、電話番号等を入力してください。当たり前ですが、正直に入力してください。

 

7.次に「ご本人確認資料のご提出」を行います。ここでは身分証を撮影した写真が必要になりますので準備してください。デジカメがあれば早いのですが、手元にない場合はスマホで撮影し、メールで送ったり、Google Photoにアップロードしてしまうのが早いと思います。裏面が必要な場合もありますので、アップロード時に(必須)と書いてあるものはぬけなくアップロードしましょう。

 

8.次に「お客様の取引目的等のご確認」を行います。ここでは職業や取引の目的についてなどを入力してください。

 

9.ここまでの入力が終わるとbitflyerから書留郵便が送られてきます。これを登録した住所で受け取ることでアカウントクラスがアップグレードされます。僕はこの作業を行ったのが半年以上前ですが、そのときは1週間かからずにハガキが届き、アカウントクラスをアップグレードすることができました。他の国内取引所にくらべて、本人確認がとてもスムーズに行えるのもbitflyerのいいところです。

最終的にアカウント情報は以下のようになります。

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ここまで準備できたら3点目の準備項目「APIキー」、「APIシークレット」の準備を行います。

一旦休憩

 

さて、とても長くなってしまいましたので、今回は一旦ここまでを区切りとしたいと思います。次回は3点目の準備項目以降を行っていきます。bitflyerのAPIキー、APIシークレットの取得と、プログラミング環境の準備ですね。また長くなってしまうかとは思いますが、よろしくお願いいたします。

 

※続きはこちらです!

okuribitoni.hatenablog.com

 

 

 

 

今回のおすすめ

今回おすすめしたい本が「みんなのPython 第4版」です。今回はたどり着きませんでしたが、この記事から紹介していくシステムトレードではプログラミング言語に「Python」を採用しています。Pythonはプログラミング言語の中では習得難易度が低いと言われており、僕もゼロから学びましたが、実際に1ヶ月もかからず簡単なシステムトレードは行えるようになりました。この時、いくつか初心者向けのでPython本を買い漁りましたが、この「みんなのPython」が一番分かりやすかったので、今回おすすめしてみました。簡単なシステムトレードを行えるようになるにはこの本の第3~5章ぐらいが理解できていれば十分ではないでしょうか。